はじめに
ボクはもともと大手SIer企業で正社員としてエンジニアをやっていたのですが、4年でやめてフリーランスエンジニアになりました。
大手企業だったので、待遇はそんなに悪くなかったのですが、今回そんなボクがなぜ正社員エンジニアを辞め、フリーランスエンジニアを目指すようになったのかを実体験を交えてお伝えします。
出世し、それなりの給料をもらえるようになるまで時間がかかる
年功序列の企業はもちろんですが、そうでない企業でも、結果を出し、上司に認められ、出世するにはそれなりの年月が必要です。
大手企業だと優秀な人材が多いので、自分がかなり優秀でない限り、なおさら時間がかかります。
人事労務の専門情報誌などを発行する「一般財団法人 労務行政研究所」が、全国の上場企業を中心に実施した調査によると、各社が制度上想定する昇進年齢の標準は係長で32.7歳、課長で39.4歳、部長で47歳となっております(下図)。
※引用元:https://www.nomura.co.jp/el_borde/real80s/0009_1/
ちなみにボクの会社では、以下のような昇進年齢及び年収でした。
- 係長:平均30代前半。ほぼ誰でもなれる。平均年収600万円ぐらい。
- 課長:平均40代前半。誰でもなれるとは限らない。平均年収700万円ぐらい。
- 部長:平均40代後半。誰でもなれるとは限らない。平均年収900万円ぐらい。
会社の情けで仕事ができなくても係長までなら30代でほぼ誰でもなれるけど、課長以上の役職になるには相当な実力が必要でした。
この先数十年働いても課長や部長になれるか分からないし、一生係長止まりになったらどうしようという不安が常に頭によぎってました。
また、仮に順調に出世しても1000万円いくかどうかというのは微妙だなーと幻滅しました。
ボクは年をとって社会的地位やお金を得る人生よりも若いうちにお金を稼ぐほうがいいと思ってます。
若いうちのほうが体力があるので、恋愛も遊びも楽しめます。
また、若いうちにお金を稼いだほうが早い段階で多くの自己投資できるので、のちの人生で多くのリターンを受けることができると考えております。
なので、ボクは若いうちからがっつり稼いで恋愛も遊びも自己投資もがっつりしたいと思い、サラリーマンをやめることにしました。
余談ですが、ボクの場合は最近子供が生まれたので恋愛はできなくなってしまいましたが、子供がいると別の幸せがあるのでそれはそれでよしとしてます笑”
仕事を選べない
もちろん会社によって例外はあるかもしれませんが、正社員だと基本的にトップダウンで上司にアサインされた仕事をやるしかないので、仕事は選べません。
自分が嫌だと思う仕事でも会社のためにやんないといけない。それがサラリーマンです。
自分がやりたくない仕事に、アサインされたら、それはもう生き地獄です。
実際にボクもそのような案件にアサインされましたが、毎日おもしろくない仕事に忙殺されて、朝起きて会社に行くのが嫌過ぎて鬱になりかけました。。。
ボクは自分のやりたい仕事だけやりたいし、何よりも会社のためではなく自分のために働きたいと思い、サラリーマンをやめることにしました。
会社なしでは生きていけない
ボクがIT業界に入った理由
- ものづくりが好き
- 自分の手に職をつけたい
しかし、技術屋なはずのに実際にやることは、
- パートナーさんのタスク管理・品質管理・工数の管理
- プロジェクトの進捗管理
- お客さんとの調整
といった管理系タスクがかなり多く、ほとんど技術屋らしいことはできませんでした。
実装もパートナーやオフショアに投げることも多いので、ソースに触れる機会があまりありませんでした。
どちらかというとExcelをいじってる時間が大半を占めました。
また、SIerは極端にいうと下請けで、自分でサービスを展開してるわけではないので、 「新しい技術導入しよー」って感じで気軽にシステムを好き放題いじれません。
さらに、万が一セキュリティ脆弱性とかあったらヤバいので実績が十分にあるものしか使いません。基本実績のある技術しか使わないので、やってる仕事の8割ぐらいが既存のもののコピペ作業になります。
このような仕事をしていて、
- このままだと大して好きではないSIer業界の中で会社に雇われなければ生きていけない。
- 一生同じような仕事をやり続けなければならない。
と自分の将来がかなり不安になりました。
ボクはものづくりに直接的に関わり、自分の手に職をつけ、会社なしでも独力で食べていけるようになりたいですし、稼いだお金でさらに自分のやりたいことを自由にやりたいので、サラリーマンをやめることにしました。
さいごに
ボク自身は、実際にフリーランスエンジニアになり、上記のような不安や悩みはなくなりました。
もし同じような悩みを抱えている方がいらっしゃるのであれば、フリーランスエンジニアに挑戦してみてもいいかもしれませんね。
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。
知り合いから
「フリーランスエンジニアになれば、年収800万円以上の高報酬でかつ、自由な働き方をチョイスできる」
というのを聞いて、フリーランスエンジニアに興味を持ったのですが、
当時SIer企業でエンジニアをやっていたボクはなかなか一歩踏みだせませんでした。
というもの以下のような不安があったからです。
■フリーランスエンジニアってかなりの技術力がないとなれないのではないのか?
■フリーランスエンジニアって不安定なのではないのか?
■フリーランスエンジニアって人脈やコネ、営業力が必要なのではないのか?
しかし、実際にフリーランスエンジニアになってみて気づきました。
これらはすべて間違いです。
過去のボクのようにフリーランスエンジニアに興味あるけど一歩踏み出せないという方向けに
『フリーランスエンジニア転職完全ロードマップ』
という記事を書きました。
この記事読めば、どうすればフリーランスになれるのかが分かりますので、ぜひ一読ください。