はじめに
今回は、ボクが企業を選ぶとき重視しているポイントをご紹介します。
今回紹介するポイントをチェックすることで、比較的モダンな技術を使用したプロジェクトに参画することができ、技術力も圧倒的にアップします。
それでは早速ご紹介していきたいと思います。
Contents
ポイント①:Gitを使用しているか
現在、ソースコードのバージョン管理ツールはGitがメインです。
Gitは複数人でプロジェクトを進めるときに非常に有効で、ソースコードの差分チェックやマージ、変更履歴の参照やリバートなどが簡単にできます。
レガシーな企業でさえ、最近はひと昔前のバージョン管理ツール「SVN」ではなく、Gitに乗り換えてきてます。
Gitがだいぶ普及した今でもGitを使用せずに「SVN」等の古いバージョン管理ツールを使用している企業は相当技術感度が低い企業と判断してよいと思います。
ポイント②:JenkinsやCircleCIなどのツールでCI/CDを行っているか
CI/CDとは「Continous Integration/Contiious Delivery」の略で、日本語では継続的インティグレーション/継続的デリバリーといいます。
CI/CDは1つの技術を指すものでなく、ソフトウェアの変更を常にテストして自動で本番環境にリリース可能な状態にしておく、ソフトウェア開発の手法を意味します。CI/CDを取り入れると、バグを素早く発見したり、変更を自動でリリースしたりできるようになります。
技術感度が高い企業は必ずCI/CDを行っております。
JenkinsやCircleCIなどのツールでCI/CDを行っているか確認しておきましょう。
ポイント③:DockerやKubernetesなどのコンテナ型仮想環境を使用しているか
各自のPCのOSやバージョンの違いによって環境差異によるバグが発生することがあります。
また、環境構築手順も複雑で環境構築に1週間かかるなんてこともあります。
それらを解決するのが、DockerやKubernetesなどのコンテナ技術です。
DockerやKubernetesなどのコンテナを用いて環境を構築することで、誰でもどこでも同じ環境で開発を行うことができます。
コンテナ技術は最近注目されているもののまだあまり業務で使用されていない企業が多いのが現状です。
したがって、業務でコンテナ技術を使用している企業は技術感度が高いモダンな企業と判断してOKです。
ポイント④:AWSやGCPなどのクラウドサービスを使用しているか
AWS(Amazon Web Service)やGCP(Google Cloud Platform)などのクラウドサービス使用している企業はモダンな企業が多いです。
逆にオンプレと呼ばれるサーバーやネットワーク機器を購入(リース契約など)して、自社の建物内に設置・運用していく企業はレガシーな企業が多いです。
クラウドとオンプレでは一長一短ありますが、クラウドが進化していて自由にカスタマイズできたり、ネットワークセキュリティでプライベートネットワークを構築できたりとするのでオンプレのメリットが薄くなってきているのが現状です。
おそらく今後もクラウドサービスの加速化は進むので、AWS(Amazon Web Service)やGCP(Google Cloud Platform)を利用している企業を選びましょう。
ポイント⑤:テストコードを書いているか
モダンな企業の多くは、単体テスト・統合テストのテストコードを書いており、上述したJenkinsやCircleCIと連携し、テスト実行し、自動でチェックするということをやっています。
また、テストコードを書けるというのは今後のキャリアでも非常に有効なので、テストコードを書いている企業へ参画することをおすすめします。
ポイント⑥:フォーマッターを使用しているか
JavaScriptだとLinterやprettier、Javaだとeclipseのフォーマットファイルなどのフォーマッターを積極的に導入し、開発効率をあげている企業もモダンな企業が多いです。
フォーマッターを利用するとコーディング規約の細かい部分(インデント等)を気にせずに開発できるので、時間を浪費することなく、コーディングに集中できます。
ポイント⑦:透明性が高いか
少しボクの独断と偏見があるかもしれませんが、SNSに企業の取り組みをアウトプットしたり、勉強会を開いている企業はモダンな企業が多いです。
例をあげると、SmartHRさんは社内の取り組み等をオープンに公開してますし、メルカリさんは一般向けに勉強会を開いたりしてます。
上記にあげた例はほんの一例ですが、透明性が高く取り組み等をアウトプットしている企業はインプット力も高く、最新技術をキャッチアップしているモダンな企業が多い気がします。
おわりに
今回紹介するポイントをすべてクリアしている企業とはなかなか出会えないかもしれませんが、4個以上あてはまる企業はそこそこ存在します。
面接や面談のときに上記ポイントを担当者に確認するようにしましょう。
そうすることで、モダンな企業で働くことができ、今後のキャリアの幅が広がっていくと思います。
知り合いから
「フリーランスエンジニアになれば、年収800万円以上の高報酬でかつ、自由な働き方をチョイスできる」
というのを聞いて、フリーランスエンジニアに興味を持ったのですが、
当時SIer企業でエンジニアをやっていたボクはなかなか一歩踏みだせませんでした。
というもの以下のような不安があったからです。
■フリーランスエンジニアってかなりの技術力がないとなれないのではないのか?
■フリーランスエンジニアって不安定なのではないのか?
■フリーランスエンジニアって人脈やコネ、営業力が必要なのではないのか?
しかし、実際にフリーランスエンジニアになってみて気づきました。
これらはすべて間違いです。
過去のボクのようにフリーランスエンジニアに興味あるけど一歩踏み出せないという方向けに
『フリーランスエンジニア転職完全ロードマップ』
という記事を書きました。
この記事読めば、どうすればフリーランスになれるのかが分かりますので、ぜひ一読ください。